日本トライアスロン競技発祥の地・鳥取県米子市皆生(カイケ)に1999年1月に設立した「皆生ライフセービングクラブ」は2003年よりサーファーズパラダイスにてライフセービング研修・交流活動を実施しています。毎年約1週間の滞在で2003年度、2004年度は「ブレイクフリーペニンシュラリゾート」、2005年度は「クラウンタワーズリゾート」をご利用いただき、2006年度は日豪交流年にふさわしく、子供達の日豪交流をメインにゴールドコーストを訪問され、「センターポイント」をご利用いただきました。 |
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| 訪問の目的がライフセービング研修・交流のため海が近く、自炊ができる宿をご希望でしたので、いずれの宿もサーファーズパラダイスの中心地でビーチに近く、周辺にスーパーやショッピングセンターがあり、リビングエリアも広めのコンドミニアムをご紹介させていただきました。自炊は豊富な食材を使って、美味しいものを作り、食後は広めのリビングでメンバーとミーティングをしたり、コミュニケーションをはかったり・・・と、コンドミニアムで快適にお過ごしいただけたご様子です。 ライフセービングが生まれた本場、オーストラリアでの研修活動は、毎日が驚きの連続でライフセーバーがいかに重要な存在であるかを肌でお感じになられたようです。アコモネットは一人でも多くの方に海の安全とライフセービング活動の重要性を理解して頂き、水難事故を減らすことができますよう、皆生ライフセービングクラブのご活躍をゴールドコーストより応援いたしております。 NPO法人皆生ライフセービングクラブの野嶋功理事長に今回のゴールドコーストでの日豪交流活動と過去のライフセービイング研修活動を振り返っていただきましたので、ご紹介させていただきたいと思います。 |
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今年の活動内容
2003年より始まったサーファーズパラダイスでのライフセービング交流も2006年はついに日豪交流年というメモリアルイヤーにふさわしく子ども達の交流をメインに実施致しました。当クラブで活動する小学5年から高校2年までの男女計6名の子ども達と引率の大人4名によりサーファーズパラダイスサーフライフセービングクラブのメンバー宅でホームステイを含めて3月15日から23日までの9日間の研修となりました。
現地では、クラブのトレーニングに参加させてもらったり、銭太鼓を披露して日本文化を紹介したりして交流を図りました。ライフセービング先進地のオーストラリアの子供達のスキルに日本の子供達は非常に驚いていました。また、銭太鼓の披露では、見慣れぬハッピやまめしぼりなど、とても興味深く見入っていたのが印象的でした。これを契機に相互交流を図っていくことを両クラブ間で確認しています。
以前の活動を振り返って
日本における海の安全を守るライフセービング活動は、あまり普及しておらず、それどころかライフセーバーが常駐するビーチの方が遙かに少ない現状の中、社会人だけで見よう見まねで監視活動を行っていましたが、先進地での生の同活動を体験することでよりレベルの高い活動が可能になるのではないかと言うことでオーストラリアでの研修をスタートしました。研修によって現場主体の実践的な監視活動ができるようになったと思います。
サーファーズパラダイス・ライフセービングクラブと姉妹提携
サーファーズパラダイスSLSCとの交流は、全くの飛び込み営業のようなものでした。怖いもの知らずといいましょうか、インターネットで検索をかけて一番初めにリストされていたのがここでした。そして現地で様々なことを見聞きするうちにオーストラリアにおける同活動の社会的な認識の高さと同クラブのステータスの偉大さに驚かされ、3年続けて同地を訪れ、思いがけずサーファーズより姉妹縁組の話をいただきました。私達の一途さを認めていただいた証と思い、不安半分で喜んでクラブ提携をさせていただきました。とにかくチャレンジ精神がなせる技だと思います。
日本とオーストラリアにおけるライフセービング(海の安全について)の考え方の違い
基本的に日本では海の事故は不可抗力のものという考えがあります。悪い意味での自己責任論です。日本では、陸上での安全は警察や消防などが管理しています。海上では海上保安部がそれを担当しますが、その管理区域は岸辺から100m位沖の船舶の通過可能な範囲となっています。水難事故がもっとも多い海岸から50mまでの範囲は、陸上の範囲でも海上でもないまったくのブラックボックスみたいな海域として扱われています。監視救助する組織がないためにこの地域での事故は、仕方ないこととなっています。しかし海水浴場開設の認可は各都道府県が持っていることを考えれば海水浴場は立派な公共施設の一部だと言えると思います。したがってこの海域を安全に利用するためにはその為のルールやそれを守らせる必要があります。海は、もっとも安価なレジャーのフィールドです。
オーストラリアでは、地域がそれを古くから守ってきており社会システムの中にライフセービングクラブが地域コミュニティーとして機能してきたのです。「海は危険なところだから近づかない」というのが日本での基本的な考え方です。しかしオーストラリアでは「海は危険なところだから、そこを安全に利用するためにどういうことが大切なのか」を模索した結果が、海の安全を守るライフセーバーのいるところで泳ぐ。という絶対的なルールが生まれたのです。このことは、実際オーストラリアにいって肌で感じました。このプラクティカルな考え方は非常に参考になりました。こうした基本概念をもって日本で子ども達に実践的な水辺の安全教育を進めています。
皆生海岸でのライフセービング活動はもちろんのこと、米子市民の皆さんと本場オーストラリアのライフセーバーの皆さんとの交流活動にも力をそそいでいきたいと思います。
鳥取県米子市 皆生ライフセービングクラブ
野嶋功理事長




